白内障と老眼が同時に治るのは本当?|多焦点眼内レンズによる老眼治療の実際【医師監修】
白内障と老眼が同時に治るのは本当?|多焦点眼内レンズによる老眼治療の実際【医師監修】
はじめに
年齢とともに誰もが感じ始める「見えにくさ」。その代表的な原因が、白内障と老眼です。どちらも生活の質を大きく下げる原因となりますが、実はこの2つの悩みを同時に解決できる方法があります。それが多焦点眼内レンズを使った白内障手術です。
本記事では、老眼と白内障の関係、そして多焦点眼内レンズによる老眼改善の実際について、眼科専門医の解説も交えて詳しくお伝えします。
白内障と老眼の関係とは?
白内障も老眼も「水晶体」の加齢変化によって起こる病気です。
- 老眼:水晶体が硬くなり、ピント調節ができなくなる状態
- 白内障:水晶体が白く濁り、光を通しにくくなる状態
老眼が“治る”というのはどういうこと?
老眼は“ピント調節の機能が衰える”ことによって起こります。これを補うのが、遠近両用の多焦点眼内レンズになります。多焦点眼内レンズには色々な種類がありますが、白内障と同時に、老眼、近視、遠視、乱視を改善できることが最大の特徴です。
1度の手術で複数の見え方の悩みを改善できますので、何度も手術を受ける必要がありません。
多焦点眼内レンズが老眼改善に有効な理由:
- 焦点が複数あり、遠・中・近のすべての距離に対応できる
- 老眼鏡や遠近両用メガネの使用頻度を大幅に減らせる
- 特に両眼に装着すると、視界の質が飛躍的に向上する
患者様の声:
「以前はスマホを見るたびに老眼鏡を探していましたが、今は裸眼で問題なく読めるようになり、快適です。」
「50歳を過ぎたころから近くが見えづらくなって、老眼が始まったと実感しました。今まで眼鏡をかけたことがなかったので、抵抗はありましたが老眼鏡に頼るようになりましたが、多焦点眼内レンズはすべてを開放してくれました」
実際にどんな人が老眼から解放されている?
- デスクワークやスマホを日常的に使っている
- メガネを外した生活に憧れていた
- 旅行やスポーツを思いきり楽しみたい
- 老眼鏡を使うたびに煩わしさを感じていた
- いつまでも若々しくいたい
老眼と白内障を同時に治療するメリット
- 見た目も若々しく、ライフスタイルが変わる
メガネに頼らない生活は、顔つきや印象も変化し、自信や活動意欲にもつながります。 - 医療費・手間の削減
将来、別々に老眼治療を受けるよりも、白内障手術と同時に改善できることで、費用も時間も効率的です。 - 加齢を前向きに乗り越える選択
「年だから仕方ない」と諦めるのではなく、見え方を自分で選び取ることで、人生の後半をより豊かにできます。
よくある質問(FAQ)
医師からのメッセージ
まとめ
白内障と老眼は、どちらも多くの方が経験する加齢に伴う視力の変化です。50代を過ぎると老眼と白内障が併発しているケースが増えてきますが、多焦点眼内レンズによる治療で同時に改善することが可能です。
メガネに頼らない快適な生活を手に入れたい方には、多焦点眼内レンズは非常に魅力的な選択肢です。視力の質を高めたい方、老眼でお悩みの方は、ぜひ一度、眼科専門医にご相談ください。
※本記事は冨田実アイクリニック銀座の医師監修のもと、一般的な情報提供を目的としています。個別のご相談は、診察のうえでご案内いたします。
「老眼と白内障はまったく別の病気のようでいて、実は“水晶体の老化”という同じ根本原因から発症しています。そのため、白内障手術の際に人工レンズを挿入することで、老眼の悩みも一緒に解決できるのです。」