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白内障手術に関する、よく頂くご質問と回答をご紹介しております。
当院院長が詳しく回答しておりますので、ご参考にして頂ければと思います。

手術に関するよくある質問

手術は痛いですか?
麻酔は目だけにする局所麻酔で行います。手術中に使用する点眼薬が少ししみるような感じがすることがあります。また、目に触られる感じや少し押されるような感じがすることがありますが、痛みはほとんどありません。
麻酔は痛いですか?
麻酔は、点眼局所麻酔で行いますので、麻酔をする時の痛みはありません。
手術の時間はどれくらいかかりますか?
患者様の眼の状態によって差はありますが、手術自体は平均10分程度で終了します。
手術前の準備などがありますので、それを含めると30分程度が平均的です。
白内障の検査時間はどれくらいですか?
検査時間は、目の状態によっても異なります。瞳を開いて目の奥まで詳しく検査をしますので、およそ1時間から2時間程度のお時間をいただいています。
手術前の検査は1回で終わりますか?
手術を受ける前に採血検査があります。適応検査の時に採血検査を受けてしまえば、手術前の通院は1日で終了します。
同じ日に両目とも手術ができるのですか?
手術は片眼ずつ行います。片眼の手術から1週間程度の期間を空けて、もう片眼の手術を行います。
手術の日は、付き添いが必要ですか?
特に付添いの方がいなくても問題ありません。手術の準備や手術後のご案内まで、当院のスタッフがお手伝いしますので、ご安心ください。(お身体の不自由な方は付き添いをお願いする場合があります)
手術後はすぐに帰宅できますか?
手術後は、回復室で30分から1時間ほど安静にしていただき、最後に診察を受けていただきます。特に問題が無ければ、そのままご帰宅いただけます。
手術当日から見えるようになりますか?
手術をした方の眼には眼帯を着けてお帰りいただきます。手術翌日の診察の際に眼帯を外しますので、翌日から両目で見ることができます。ただし、両目の手術が終わるまでは左右差が生じますので、多少のご不便を感じることがあります。
白内障は1回の手術で終わりますか?
手術を受けてしまえば、白内障が再発することはありませんので、基本的に手術は1回で終了します。ただし、レンズを固定するために残した水晶体を包んでいた袋の部分(水晶体嚢)が濁ってくることがあります。これを後発白内障と言いますが、後発白内障はレーザーによる処置で簡単に治療することができます。
目の中に入れたレンズは交換する必要はないのですか?
目の中に挿入した眼内レンズは、交換する必要はありませんので、一生ものだとお考えください。ただし、他の病気を治療する場合には、レンズを取り除くことがあります。
単焦点レンズを多焦点レンズに入れ替えることはできますか?
レンズを入れ替えることは可能ですが、目の中の手術になりますので、リスクを考えるとあまりお勧めすることは出来ません。当院では、すでに固定されている単焦点レンズを取り出さずに、遠近両用レンズを追加するだけで多焦点レンズと同様の効果が得られる新しい白内障治療を行っていますので、ご相談下さい。
乱視が強いのですが、乱視用も治すことはできますか?
乱視に対応した乱視用のレンズもありますので、白内障と同時に乱視も治療することは可能です。
多焦点レンズで手術を受けたら、メガネは必要なくなりますか?
多焦点レンズは、老眼も治療できるメリットがありますので、手術後のメガネの使用頻度はかなり少なくなります。手術前の目の状態によって個人差はありますので、細かい字を長時間読む時などは、メガネを使用した方が楽になる場合もあります。多焦点レンズには、遠近の2つの距離に焦点が合うマルチフォーカルレンズ(2焦点レンズ)と遠中近の3つの距離に焦点が合うトリフォーカルレンズ(3焦点レンズ)があり、3焦点レンズのほうがメガネの使用頻度がより少なくなるメリットがあります。
白内障手術は、いつごろ受けるのが適切ですか?
白内障と診断されても直ぐに手術を受けなければならないという訳ではありません。視力の低下を自覚されて日常生活に支障が出てきたら、手術を検討する時期です。白内障が進行すると手術の難易度が高くなります。白内障と診断されたら、定期的に眼科を受診して、進行具合を確認しながら、適切な時期に手術の相談をすることが大切です。
白内障が無くても多焦点レンズで老眼を治療することはできますか?
白内障の自覚が無くても顕微鏡で診察すると、すでに白内障が確認できるケースは多々あります。多焦点レンズの普及によって、老眼治療の目的で多焦点レンズによる白内障手術希望される方も増えてきています。最近では、早めに白内障手術を受けた方がいいという報告も多くあります。
過去にレーシックを受けた人でも白内障手術を受けることはできますか?
レーシック手術を受けた人は、白内障手術が受けられないといった間違った情報を目にすることがありますが、これは間違った情報です。過去にレーシックなどの屈折矯正手術を受けられた方でも、問題なく白内障手術を受けることができますので、安心してください。 当院で白内障手術を受けた方の、約10%の方が過去にレーシックを受けられていますので、安心してご相談ください。

手術後に関するよくある質問

仕事にはいつごろから復帰できますか?
手術後の経過にもよりますので、少なからず個人差はありますが、一般的なデスクワークであれば、手術3日後から可能です。力仕事は1週間後を目安にお考えください。
車の運転はいつごろからできますか?
車の運転は、両目の手術が終わって、視力が安全に回復してからとなります。早い方では、1週間程度で運転を再開される方もいますが、患者様によって手術後の経過は異なりますので、手術後の経過に応じて医師と相談しながら再開することが大切です。
手術後の入浴は可能ですか?
手術後は感染症を予防するために、入浴の制限があります。肩から下のシャワーは可能ですが、目に不衛生な水が入らないように十分に注意してください。顔は濡れたタオルで拭く程度にしてください。3日目の診察で問題が無ければ、理容室や家族に解除された仰向け状態での洗髪は可能です。この時も目に水が入らないように注意が必要です。1週間後の診察で問題がなければ、入浴は可能となります。
お化粧はいつからできますか?
3日目の診察で問題が無ければ、目の周り以外のメイクは可能です。1週間後の検診で問題が無ければ、アイメイクも再開できます。
手術後はお酒を飲んでもかまいませんか?
炎症が長く続いてしまう恐れがあるので、術後1週間はアルコールを控えてください。
手術後は喫煙しても大丈夫ですか?
目に煙が入る恐れがありますので、3日目の診察までは我慢してください。
住まいが遠方なので、通院が難しいのですが?
手術後の経過観察については、お近くの眼科を受診していただくことも可能です。ただし、翌日診察は必ず当院で受診してください。できれば、1週間後の検診までは当院で受診していただくことが理想ですが、通院が難しいようでしたら近隣の眼科へご紹介させていただくことは可能です。
検査を受けてから、すぐに手術は受けられますか?
手術で使用する眼内レンズの種類によって変わってきます。2焦点レンズであれば、1週間程度でご用意できるレンズもありますが、3焦点レンズは患者様の眼の状態に合わせたレンズをオーダーメードでお作りしますので、1ヶ月程度のお時間をいただいています。乱視用のレンズは、多少時間がかかる場合があります。