「白内障」どこで手術を受ければ安心?|病院・クリニックの選び方【医師監修】

2025/07/18

どこで手術を受ければ安心?|病院・クリニックの選び方【医師監修】

はじめに

白内障手術を検討する際、多くの方が悩まれるのが「どこで手術を受ければ安心なのか」という点です。
目の手術は人生でも数少ない重要な医療体験のひとつ。だからこそ、「信頼できる医療機関かどうか」をしっかり見極めておきたいものです。
本記事では、眼科専門医の視点から、白内障手術を受ける医療機関選びのポイントをご紹介します。

医療機関を選ぶ際のチェックポイント

以下の項目を確認することで、安心して手術を任せられる医療機関かどうかの判断材料になります。

✅ 執刀医個人の白内障手術の手術件数や実績が明示されているか
✅ 担当医の経歴や専門性が紹介されているか
✅ 多焦点レンズ・乱視矯正レンズなど選択肢が豊富か
✅ レーザー白内障手術(フェムトセカンドレーザー)など、最新の手術機器を導入しているか
✅ 術前の丁寧なカウンセリングがあるか
✅ 術後のフォロー体制が明確になっているか

専門クリニックの強みとは

白内障手術に力を入れているクリニックでは、日々多くの症例を扱うため、技術や設備の精度が高く、選べる治療オプションも豊富です。

たとえば冨田実アイクリニック銀座では、次のような点を重視しています。

・全ての手術を、経験豊富な院長自らが担当
・最新のフェムトセカンドレーザーを導入してレーザー白内障手術に対応
・精度の高い手術を提供するために手術ガイダンスシステムを採用
・30種類以上の多焦点眼内レンズを導入して、患者様の目の状態に合わせたレンズを選択可能
・術前から術後まで、一貫したサポート体制
・視力の数値だけでなく、「生活の質(QOL)」を重視した治療提案

「高性能なレンズを扱っていても、自分に合わなければ意味がありません。丁寧なカウンセリングを通じて、ご自身の目の状態や見え方の希望に合ったレンズを選んでいただくことが大切です。」

病院選びでよくある誤解

Q. 有名な場所なら安心ですか?
→ 知名度よりも、「自分の希望に合った治療ができるか」が重要です。
たとえば、自由診療で多焦点レンズを希望される方は、取り扱っているレンズの種類や手術設備、誰が執刀を担当してくれるのか、執刀医の実績などがきちんと把握できる医療機関であれば安心です。

Q. 手術はどこで受けても同じ?
→ 白内障手術は2ミリほどの空間で行う手術になりますので、実は繊細な技術が必要とされます。特に多焦点眼内レンズは、レンズのポジショニングがシビアなため、手術設備や執刀医の経験・技術が手術の結果を左右すると言っても過言ではありません。受診する前から執刀医の顔が見えることが、クリニック選びのポイントです。

Q. 症例実績が多いクリニックを選べば安心ですか?
→ クリニックの症例実績は、きちんと公表されていない医療機関もあります。公表できる症例実績は、在籍する医療機関での実績になります。また、施設全体の症例実績を公表することで意図的に症例数を多く見せている施設もあります。医師個人の症例実績が公表されていなければ、執刀医の技量や経験が解らないので、きちんと担当執刀医の個人実績を公表している医療機関が安心できると思います。

医師のコメント

「“どの医療機関で手術を受けるか”は、“誰から、どのような治療を受けるか”という選択でもあります。私たちも、最新の設備と技術を導入して、多くの選択肢から患者様一人ひとりに適した手術を提供できるように取り組んでいます。また、患者様が希望する見え方と生活の質を第一に考えたご提案を心がけています。」

後悔しない医療機関選びのコツ

・「通いやすさ」ではなく、「信頼して任せられるか」で選ぶ
・レンズの選択肢が豊富なクリニックを選ぶ
・手術方法やレンズの種類を丁寧に説明してくれるか確認する
・手術前に執刀医と相談できる体制が整っているクリニックを選ぶ
・治療内容や費用が明確に提示されているか
・検査設備および手術設備が整っているクリニックを選ぶ

まとめ

白内障手術をどこで受けるかは、これからの「見え方の人生」に直結する大切な選択です。
知名度や規模だけで判断するのではなく、自分に合った治療ができるか・納得して決断できるかを基準に、医療機関を選びましょう。
冨田実アイクリニック銀座では、高精度な検査設備、最新の手術設備、執刀医自らが患者様一人ひとりに寄り添うカウンセリング体制を整えてお待ちしております。
まずはお気軽にご相談ください。

監修者

冨田実
冨田実
冨田実アイクリニック銀座院長
医療法人社団 実直会 理事長
医学博士/日本眼科学会認定眼科専門医
アメリカ眼科学会役員
温州医科大学眼科 眼科客員教授
河北省医科大学 眼科客員教授